変遷する時代を超える普遍的なデザイン、100年先まで安心して使える品質、
永くご愛用いただけるエレガントな暮らしを、お客様に約束しています。
北海道日高山脈の麓から伐採された木材を、職人達が一貫して熟練の手仕事で仕上げていきます。
無垢の良材を手間と時間かけて製作された家具は、完成度の高い品質の家具調度品となり、
またソファ等の椅子張り家具は高品質の製作工程を経験した職人技の結集として、
五感に心地よい幸福感と満足感をおとどけしています。
ダニエルは樹齢200年前後の北海道産・樺桜(かばざくら)を使用しています。
その特徴は、緻密、堅牢、木肌の美しさにあり、永い使用にも狂いのこない良さが高い評価を得ています。成熟した樺桜の無垢材を用いて、天然の木肌がもつ美しさを活かした百年家具の始まりです。
製材された樺桜は、天然乾燥、人工乾燥、そしてシーズニングという工程を慎重に行い、含水率8%前後という理想的な状態に安定させます。
この気長な忍耐の期間を経てはじめて加工できる素材になるのです。
ダニエルではこの工程を自社ですべて行っています。
乾燥を終えた樺桜は各部材に木取りされ加工されていきます。
職人の腕が特にものをいうのはこの工程です。
ダニエルの職人達は本当に納得できる仕上げを求めて鉋(カンナ)や鑿(ノミ)を自分達の感覚になじむ工具に作り直し、自分のからだの一部にしてしまっているのです。すべての工程において、指と手で確認し、機械に見分けられない微妙な造り具合をチェック。これは究極の技であり、製品はほとんど木の芸術品といってよい完成度に高められます。
その根幹にあるのは職人達の木への理解と愛情。
製品に打つダニエルの刻印は、その誇りと責任の印です。
住まいの中で広い表面積を占める家具。その命は木肌の美しさを活かす塗装です。
“塗装”の役割は単に着色や表面保護だけではありません。
ダニエルでは木肌の研磨から塗装終了まで15もの工程で仕上げています。
組み立てられた家具は、その木地の微細なキズや凹みの有無を調べる木地調整、着色、そして一昼夜放置して馴染ませる目止めなどの「基礎工程」を特に徹底します。塗装でも基礎が一番大切な作業となるからです。次いで中塗り、上塗りと進めます。
何回も手で拭き取り磨いていくからこそ美しい陰影ができ、芸術的な味わいが醸し出されてくるのです。
ダニエルの家具すべてにいえることですが、目に見えない部分にこそ熟練した職人技がひそんでいます。
日本人の体に合ったサイズはもちろんのこと、椅子張り工程では布地の内部に潜んでいます。
椅子張りは、性質の異なるクッション材を幾層にも重ね、柔軟性、耐久性を極めます。
その上に、本革や布地を張っていきます。
最近では見ることが無くなった、馬毛やシュロなどの天然素材を内材として用いることもダニエルの特徴です。
すべての工程は職人の手で施され、力の入れ方や微妙な張りの方向性で良し悪しがきまります。特にスプリングやボタン締めなどは職人の経験と技が光ります。
こうした技術に支えられダニエルの確かな品質が守られているのです。