嘉永7年(1854年)、横浜に黒船が来航し、多くの外国人が居留するようになりました。しかし、長い間畳の生活をしていた日本には西洋人の生活に合った家具、調度品がありません。そこで、文久三年(1863年)、英国人ゴールマンが横浜・元町に欧風家具会社を設立し、「横浜クラシック家具」が作られ始めました。
やがて、日本人ならではの職人仕事によりその品質は大きく向上し、西洋人をも唸らせる出来栄えへと進化します。中には、本国へ持ち帰る人もあったほどでした。
その後、横浜で技術を身につけた職人たちは東京の芝を中心に進出し、宮内庁などの仕事も請け負うほど繁栄を極めます。「ダニエルの家具」はその伝統技術と精神を受け継いだ日本を代表するトラッド家具の逸品。高い品質とエレガントな気品が、楽しく幸せなライフスタイルを演出し、いつまでも飽きることなく次世代へ受け継がれる家具です。