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ダニエル
2018/05/11

突板ダイニングテーブル塗装修理 「家具の病院」

ダニエルブログ

想い出のテーブル塗装修理

買われた時の想い出や、使用してきた過程で培われた想い出が詰まった、ダイニングセット。
テーブルが経年劣化により塗装が剥げてきている状態に。


特に、塗膜は毎日の使用でどうしてもこのような状態になります。
この様な状態になった場合には、天板が無垢材か、集成材(突板)かによって修理方法も、できる、できないも変わります。

よく会社によっては『集成材(突板)はできません』と断る方がいますが、ダニエル「家具の病院」ではよっぽどのことがない限り修理可能です。

今回のご要望は突板でした。
突板部分が経年劣化でひび割れてきています。


まずは状態確認 写真送付

テーブルの形状やサイズ、デザインなどによって職人が行う方法や手間が異なるために、まずはお客さまより写真をe-mailにて送付いただき、お見積もり開始。 


以前ご依頼のテーブルは無垢材でした。


修理決定 お引き取り ※全国どこでも可能です!

お見積もりと修理内容と方法にご理解いただきましたら、ご都合に合わせてお引き取り。
関東圏内はダニエルのトラックでお引き取りに上がりますが、現在は全国からお問い合わせがあるために、ヤマト便と業務提携。
お客さまの手を煩わすことなく、全国どこでも大切な家財をお預かりいたします。

いよいよ修理開始

まずは現在付着している塗料を剥離していきます。職人の手でペーパーヤスリや一部機械を使用して表面を調整していきます。

テーブルの木目がキチンと出てくるところまで綺麗に剥離し、木地の調整を行います。
この作業がとても大変。 テーブルの天板面等の平らなところは機械が使えますが、曲線や機械が使えない箇所は全て手作業。
時間をかけて木の状況と状態に合わせて強弱をつけながら表面を均していきます。
※修理工程の参考のため、今回の塗装修理の天板とは別のテーブル修理です。(修理工程『突板』塗装塗り替え)

再塗装・着色

表面の木地の調整が整うと、いよいよ着色。
以前の色合いがどうであったかを、熟練職人が色の配合で作り出していきます。

※修理工程の参考のため、今回の塗装修理の天板とは別のテーブル修理です。(修理工程『突板』塗装塗り替え

1)最初の着色は顔料。木の表面に色付けをして導管に色を浸透させる作業です。
  その後、表面についた塗料を布で拭い、水溶性のラッカー塗装で着色をしていきます。

2)ガン・フィニッシュ と呼ばれる塗装方法。吹き付けのガンで、着色塗料を吹き付けていきます。
塗っては磨いて、塗っては磨いてで最低でも6工程。この着色作業を行います。
徐々に色が整ってきました。着色してはヤスリで磨く。徐々に水溶性の塗料が木に染み込み色付いてきます。

塗装修理完成



木の素材感と本来の色目、雰囲気がもとに戻りました。

家具の修理は「家具の病院」へ

今回は木部の塗装修理でした。
ダニエルの職人集団は、木部修理、塗装修理、張り修理の大きく3部門の専門特化した職人が従事しております。
各部門が総合的に修理・修復することで、大切な家財を最良の状態に最高の技術を伝統的な技で対応いたします。
どのような事でもまずはご相談ください。 見積もり相談全て無料です。

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