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アーコール
2017/03/11

割れた天板の修理 『家具の病院』

ダニエルブログ

アーコールのヴィンテージ品(中古家具)修理

英国の老舗家具メーカー「アーコール」社(ercol)の日本総代理店として商品の輸入を手掛けていますが、弊社が輸入しているのは現在のアーコール社で製作されている新品のみで、中古家具の取り扱いしておりませんが、シートクッションやチェアのグラ直し、塗装の塗る替え他、ウェビングテープの交換など、普段からお使いいただいておるアーコール製品の修理は、正規品パーツを用いるほか、ダニエルの家具の病院の熟練職人が日本国内でパーツを製作するなどして、全ての製品の修理・修復をしています。

アーコール現行品 ウィンザーチェア&ウィンザーテーブル

テーブルや座面の木部割れ

アーコールの家具に関わらず、無垢の天板、座面のシートは乾燥で割れやハギ割れが生じている事があります。

ヴィンテージ品の場合、購入した時点でこうなっているモノもあるようです。
今回修理で入院してきたのはアーコールのコーヒーテーブル


熟練職人の知識と技で修理

実際の作業を見ていると目が点になりますが・・・。
割れている箇所にあえて鋸で切り口を広げ、整えていきます。

少し広がった切り口に、別に製作した薄くスライスした木部パーツを挟み込んでいきます。

挟み込む木の板の薄さ調整に何度も何度もヤスリやナイフで調整を加えていきます。

割れた天板の修理・修復

調整が済むと、今度は小さく切り、接着。そしてここからが更なる職人技の見せ所。

ノミとヤスリを使用しながら少しずつ時間をかけて削り落として、テーブルの局面に合うように調整していきます。

修理完成・時間と手間と職人の技で見事に修復


乾燥によるヒビ割れが生じていたテーブルが見事に修復されました。
木の木目、色目に合わせて薄く色付けして終了。


修理前

修理後

アーコールWAXで普段からメンテナンス

新しい商品は、水溶性のラッカー塗装が施されているので基本的には必要がありませんが、ヴィンテージ品の多くが汚れやメンテナンスの為に、表面を一度紙やすりで擦り、表面の塗膜面を剥してしまっているケースが見受けられます。

実際に表面が乾燥した感じや木がパサパサした感じの状態であるヴィンテージは、メンテナンスされている恐れがあります。
もちろん、長い間使われている間には表面の塗膜面が剥がれていたり、30年前以上のモノになると蜜蝋仕上げのタイプ等もあることから、どうしても表面が乾いた感じになっています。

その場合、表面の木部が直接外気に触れている状態なので、木が乾燥してヒビ割れや木痩せの症状を及ぼす原因となります。

そのため、アーコール社ではオリジナルのメンテナンス用「アーコールWAX」を販売しています。
天然の蜜蝋でできたWAXで、こまめにメンテナスすることで表面に塗膜面を作り、乾燥から家具を守る役割をします。

アーコールWAXの価格は3000円(税別)
アーコール・ジャパンのWebサイトからも購入が可能です。

WWW.ERCOL-JAPAN.COM

自分の愛する家具をメンテナスしながら長く付き合ってく。これこそが英国スタイル。愛着ある一品を探してみてください。
家具の修理のご相談、アーコールWAXの購入は下記のお問い合わせからも対応してます。

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