横浜クラシック家具「ダニエル」 > ダニエルブログ > 工房見学会開催: 洋家具発祥の地:横浜(株)ダニエルで横浜クラシック家具の熟練職人の伝統技に触れる
ダニエル
2018/03/05
2018.03.21横浜工房見学会(PDF).pdf
横浜で始まった日本おける洋家具づくり。
明治維新の開国後、多くの外国人が日本にやってきました。その多くが横浜の港に訪れるのです。
当初彼らは船の中で生活をしていました。ただ、滞在期間が長くなるにつれてこの東洋の島国で生活の基盤を作ろうとする者達が現れます。
明治政府は、横浜の今の関内地区に居留地を設けました。
ところが、彼らの生活様式合う家や家財道具が当時の日本にはありませんでした。そこで、船づくりの職人や馬具鞍作りの職人達に、自分達が持ち込んだ西洋家具や西洋の調度品を見せ、見様見真似に作らたり、修復させることでその製造技術を手ほどきしました。
こうして生まれたのが家具が、横浜クラシック家具です。下の錦絵は、当時の家具作りの様子を表現しています。
船づくりに使用する道具を用いて椅子を製造している様子です。
そこで、ダニエルの創業者咲寿武道と三光家具の富沢市五郎氏により横浜家具の継承と技術者の育成の運動が起こります。
1950年咲寿武道は神奈川県需品家具工業組合理事長に就任。1972年。当時残っていた横浜家具製造業者や個人親方でやっていた家具職人達を集めて「横浜クラシック家具協業組合」を設立し、横浜家具の伝統技術と職人の育成を進めます。
後に、その製造部門が株式会社ダニエルの創業へつながるのです。
得にダニエルの横浜工房では、家具の修理専門の「家具の病院」を開設しています。
これは、明治維新後の多く日本に来た外国人が日本の人に洋家具の技術を伝授するために行った修理と同じように、ダニエル製品以外の家具の修復技術が見られます。イタリア製、アメリカ製、フランス製、日本製・・・。それらの国でつくられる家具の違いや技術も見学会ではご覧いただけます。
写真は、イタリアソファの張替工程。いままで張られていた革を丁寧に解体し、剥がす。その後、新規の張地を基の張地を基準に裁断していく作業工程です。
横浜クラシック家具づくりの特徴の一つは鉋です。
明治維新間もない日本では、洋家具を製造するための道具などもちろんありませんでした。
そこで職人達は自分達の道具(大工は大工道具・馬具鞍は鞍造りの道具など)を用いて、洋家具の製造にあたります。
また、海外ではすでに家具作り用の機械も使われていました。そうした道具が無い横浜の職人達は、鉋を用いて椅子のフレームやネコ脚、箱モノ家具など、木を削りながら西洋のデザイン性のある曲線家具を製作していったのです。
ですから、ダニエルの職人達は多くの鉋を多用して家具作りをしています。
その一部を実際にご覧いただけます。 またその道具を用いた鉋削りの技ももちろん、目の前でご覧いただけます。
勿論掛け心地は座って確認いただけますが、最も大切なのは内部構造。ウレタンも安価なモノから上質な高級品までピンからキリです。
また、スプリングやウェビング。その座り心地を形成する土台も色々あります。その内材や構造によって家具の耐久性、本当の意味での座り心地が変わってきます。
ダニエルの「家具の病院」の修理では、今では海外から輸入して馬毛やシュロ(藁の変わり)を調達して修理、修復を行います。
また、新規製品の「クーガーハイバックソファ」や「クレアソファ」シリーズには、現在製造されているダニエル製品でありながら、馬毛やシュロ、ラテックスなどの天然素材を活かしたソファづくりがされています。
実際のそれらの素材を手にしていただき、製作されたソファなどに腰かけていただき、その座り心地を体験いただけます。
毎回製作しているモノも違うために、何度となく訪れるリピーターの方もいらっしゃるダニエル工房見学会。
1)横浜工房「椅子張りと家具の病院」をメインにした工場見学
2)伊勢原工房「木の天然乾燥から木の木取、組み立て、塗装、本物の家具作り」をメインにした工場見学 「ダニエル工場・伊勢原工房編はこちら」
上記2つの工房でそれぞれ異なる内容をご覧いただけます。
また、各百貨店やダニエルショールームなどでも出張実演を開催。
定期的に開催される工房見学会と合わせて、熟練職人の技をご覧いただけます。
開催日:平成30年3月21日(水曜日・祝日)
お申込み/お問い合わせはお電話か下記より申込書をダウンロードしてください。
電話045-311-4001
2018.03.21横浜工房見学会(PDF).pdf
工房見学会開催: 洋家具発祥の地:横浜(株)ダニエルで横浜クラシック家具の熟練職人の伝統技に触れる
2018.03.21横浜工房見学会(PDF).pdf
工房見学会申込み書はこちら 開催日:平成30年3月21日(水曜日・祝日)
13時集合 ※先着順となります
日本の洋家具発祥の地:横浜元町
横浜で始まった日本おける洋家具づくり。明治維新の開国後、多くの外国人が日本にやってきました。その多くが横浜の港に訪れるのです。
当初彼らは船の中で生活をしていました。ただ、滞在期間が長くなるにつれてこの東洋の島国で生活の基盤を作ろうとする者達が現れます。
明治政府は、横浜の今の関内地区に居留地を設けました。
ところが、彼らの生活様式合う家や家財道具が当時の日本にはありませんでした。そこで、船づくりの職人や馬具鞍作りの職人達に、自分達が持ち込んだ西洋家具や西洋の調度品を見せ、見様見真似に作らたり、修復させることでその製造技術を手ほどきしました。
こうして生まれたのが家具が、横浜クラシック家具です。下の錦絵は、当時の家具作りの様子を表現しています。
船づくりに使用する道具を用いて椅子を製造している様子です。
その伝統を正統に受け継ぐダニエルの職人達
元町周辺には外国人向けの家具を製造する職人達が多くいました。ところが、関東大震災や戦災によってその多くが消失し、復興の過程で家具製造業から商売を替えたり、職人にならずにモノづくりから離れていく就業者達が多くいました。そこで、ダニエルの創業者咲寿武道と三光家具の富沢市五郎氏により横浜家具の継承と技術者の育成の運動が起こります。
1950年咲寿武道は神奈川県需品家具工業組合理事長に就任。1972年。当時残っていた横浜家具製造業者や個人親方でやっていた家具職人達を集めて「横浜クラシック家具協業組合」を設立し、横浜家具の伝統技術と職人の育成を進めます。
後に、その製造部門が株式会社ダニエルの創業へつながるのです。
受け継がれた伝統技術を見る。横浜クラシック家具「ダニエル」の工場見学
実際に、ダニエルの職人達が伝統の横浜クラシック家具・横浜家具の職人技を用いて家具製造している現場を見ることができます。得にダニエルの横浜工房では、家具の修理専門の「家具の病院」を開設しています。
これは、明治維新後の多く日本に来た外国人が日本の人に洋家具の技術を伝授するために行った修理と同じように、ダニエル製品以外の家具の修復技術が見られます。イタリア製、アメリカ製、フランス製、日本製・・・。それらの国でつくられる家具の違いや技術も見学会ではご覧いただけます。
写真は、イタリアソファの張替工程。いままで張られていた革を丁寧に解体し、剥がす。その後、新規の張地を基の張地を基準に裁断していく作業工程です。
職人の命 道具
横浜クラシック家具づくりの特徴の一つは鉋です。
明治維新間もない日本では、洋家具を製造するための道具などもちろんありませんでした。
そこで職人達は自分達の道具(大工は大工道具・馬具鞍は鞍造りの道具など)を用いて、洋家具の製造にあたります。
また、海外ではすでに家具作り用の機械も使われていました。そうした道具が無い横浜の職人達は、鉋を用いて椅子のフレームやネコ脚、箱モノ家具など、木を削りながら西洋のデザイン性のある曲線家具を製作していったのです。
ですから、ダニエルの職人達は多くの鉋を多用して家具作りをしています。
その一部を実際にご覧いただけます。 またその道具を用いた鉋削りの技ももちろん、目の前でご覧いただけます。
普段見られないソファの内部構造
ソファなどは張地を張られてしまうと、その内部の構造は見ることができません。勿論掛け心地は座って確認いただけますが、最も大切なのは内部構造。ウレタンも安価なモノから上質な高級品までピンからキリです。
また、スプリングやウェビング。その座り心地を形成する土台も色々あります。その内材や構造によって家具の耐久性、本当の意味での座り心地が変わってきます。
ここでしか見ることができない素材や、掛け心地を体験
古い家具の修理時には、今では使われることがほとんど無くなった、馬毛や藁が内材として使われているのが確認できます。ダニエルの「家具の病院」の修理では、今では海外から輸入して馬毛やシュロ(藁の変わり)を調達して修理、修復を行います。
また、新規製品の「クーガーハイバックソファ」や「クレアソファ」シリーズには、現在製造されているダニエル製品でありながら、馬毛やシュロ、ラテックスなどの天然素材を活かしたソファづくりがされています。
実際のそれらの素材を手にしていただき、製作されたソファなどに腰かけていただき、その座り心地を体験いただけます。
プロから一般の方までどのなたでも楽しめます
インテリアコーディネーターや設計士、家具販売の関係者から一般方まで、年間200名近い方々が工房に来社いただいています。毎回製作しているモノも違うために、何度となく訪れるリピーターの方もいらっしゃるダニエル工房見学会。
1)横浜工房「椅子張りと家具の病院」をメインにした工場見学
2)伊勢原工房「木の天然乾燥から木の木取、組み立て、塗装、本物の家具作り」をメインにした工場見学 「ダニエル工場・伊勢原工房編はこちら」
上記2つの工房でそれぞれ異なる内容をご覧いただけます。
また、各百貨店やダニエルショールームなどでも出張実演を開催。
定期的に開催される工房見学会と合わせて、熟練職人の技をご覧いただけます。
開催日:平成30年3月21日(水曜日・祝日)
お申込み/お問い合わせはお電話か下記より申込書をダウンロードしてください。
電話045-311-4001
2018.03.21横浜工房見学会(PDF).pdf